- 救命救急科 -
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当院は、昭和9年に創設されて以来、地域医療と医学教育に力を注いでまいりました。平成28年には、公的な意味合いが強い社会医療法人格も修得しております。その根源である救急医療に当院では力を注いでおり、昭和45年の「天六ガス爆発事故」や社会的に注目された事件・事故にも積極的に救急告示病院として、対応してまいりました。
大阪市北区には、大阪を代表する繁華街があり、経済の中心となる「都心部地域」です。この地域は、人口100人当たりの医療関連従業員数が市内で最も高く、6つの救急告示病院があります。また、消防機関は大阪市北消防署本署を中心に、6つの出張所が配置されています。当院は、このような北区の救急医療の一角を365日昼夜担当しています。
当院では、日本救急医学会指導医1名と同専門医1名からなる救命救急科と看護部を中心として、整形外科、外科(消化器外科)、内科、脳神経外科、麻酔科と密接な関係を構築して、専門診療にあたっています。
救急医療とは、受診された患者さん方の治療はもちろんですが、地域つまり大阪市北区の救急医療を最善化する体制づくりにあると考えています。地域の救急医療体制づくりには救急専門医による専門知識が必要です。専門知識に基づき、消防機関や地域の他の医療機関と協力・連携して、安心できる地域を作り上げていきたい、と考えております。
また、当院を訪れた患者さん方が院内に一歩踏み入れた時から、治療が始まっていると考えております。神社・仏閣を訪れるとすがすがしい思いになるのと同じように、当院を患者さん方が来院されただけで気が休まる場としたい、と考えております。そのためには、まず当院の関係するスタッフ自身が活き活きと働ける職場環境こそが重要な「鍵」になることでしょう。医療管理学の知識を応用して、このような環境づくりのために院内体制の整備を進めてまいります。