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放射線部

放射線部の特徴

放射線検査は近年目覚しく進歩しました。過去にはX線を人体に照射し、透過したX線でフィルムを感光させ現像したフィルムを見て医師が診断をしていました。これがコンピューター技術の進歩が加って一変しました。これは過去に写真と言えば銀塩フィルムが殆どであったのが今日ではデジタルカメラに置き替って行くのと同じです。

コンピューテッドラジオグラフィー

X線検査はこの10年の間に急速な進歩が見られました。過去にはX線を体に照射し下に置いたフィルムを現像して画像を見て診断するのが主な方法でありました。今日ではX線を照射するのは同じですが、フィルムではなくビデオカメラの画像素子と同じ構造の画像カセットに写します。撮影した画像カセットは直ぐに画像プロセッサーに読み込まれレーザープリンターに情報が送られてフィルムに印刷されます。これは一般の撮影だけでなく、CT、MRI、DSAでも同様です。これらの画像はDICOMという国際的な標準医療画像規格で作成され放射線科の画像データーのサーバーにデーターとして保存されます。従来レントゲンフィルムは保存にかなりの場所を必要とするため、保存は撮影後5年すれば処分されるのが一般的な処理法でありました。今日ではこのデーターはサーバーの容量に応じて保存されます。コンピューターの記憶装置はフィルムより紙よりも安価になりました。しかも保存するのに場所をとりません。これからは患者様の画像情報は全てコンピューターに永久的に保存されることと思います。
行岡病院では平成11年より画像のコンピューター処理を進めてきました。数年先には患者様が受けられた画像検査が直ぐに外来のコンピューターのモニターに表示され、お待ち頂くことなく、検査結果を閲覧し、報告させて頂くことになると思います。

ヘリカルCTスキャン

CTはおよそ30年前に開発された診断装置です。当時は頭部専用の機械で1枚の断層面を撮影するのに3 分程度の時間が必要で、頭部を一通り検査するのに 30分ぐらいかかりました。今日では検査する部位をX線ビームがラセン形に回転して移動し胸部の検査でおよそ12秒でスキャンが終わります。画像処理、フィルムに印刷する時間を含めて5分程度です。また呼吸,心拍に同期させて検査をすることが出来るので拍動する心臓の検査も可能となりました。画像も単純な平面の画像でなく立体的に画像を再構成することも可能です。

MRI

MRIは今日では脳を含めた内臓、骨・関節の病気の診断に不可欠の検査となっております。行岡病院では騒音が少なく患者さんに閉鎖感、圧迫感を与えないような永久磁石型MRIを採用しております。心臓ペースメーカーを埋め込まれておられる方、頭蓋内に磁性を帯びる金属(例えば昔の動脈瘤クリップなど)を有しておられる方は検査を受けることは出来ません。

デジタル血管撮影

アンギオグラフィー(血管撮影)とは血管の中にレントゲンに写る造影剤を注入し血管の内腔を写し出す検査です。造影剤の注入は直接血管を穿刺するか、カテーテルと言う特殊な素材で出来たチューブを透視で見ながら血管に送りこみます。以前はレントゲンで透視して目的とする血管に造影剤が流れるか確認してフィルムを高速で送りこんで撮影をしておりました。検査の結果は現像されたフィルムをみて、次の血管の検査に移るため検査時間が1時間程度と長くなり、患者様に苦痛を与えるものでした。今日では検査と同時に瞬時にモニターに画像が表示されますので殆ど待つことはなく、頭部であれば20〜30分で検査が終わります。

骨密度測定装置

日本人の食事、住環境の変化により骨粗鬆症が起こり、骨が脆くなって骨折する人が増えています。骨を丈夫にするためにはカルシウムの多い食品を十分にとること、運動をすること、日光に当ることが大切です。骨粗鬆症の診断治療には骨に含まれるカルシウムを測定することが大事です。行岡病院では最新の骨密度測定装置を設置しています。全身の骨を測定することが出来て、正確で、高速です。約5分の検査で骨密度を測定することが出来ます。内科、整形外科でご相談下さい。

全身用骨密度装置
QDR2000は2種類の微量X線エネルギーを使用した高精度な骨密度装置です。近年話題になっています骨粗鬆症の検査に威力を発揮しています。またこの装置は全身の脂肪も測定でき、患者様の健康管理にも役立ちます。

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